EVIL CONVERSATION - 密室 TALK

密室 TALK #1 ナカヤマアキラ(Plastic Tree)PART.2

【機材】

ナカヤマ:でも、その言葉を信じてる時点で、チンプンカンプンなことをやってる自覚はあったんだなって(笑)。ホントはね、村瀬くんみたいにちゃんと「レスポール!マーシャル!」みたいな、本物の人に言うのが恥ずかしいっ。

村瀬:そんなことはないよ(笑)。

ナカヤマ:この前に対バンしたときも、「どうやって音を出してるんだ?直なんじゃないのか?」って、村瀬くんに確認をしに行ったじゃないですか。見てみたら「うーん、ちゃんとペダルは挟まってるな」って(笑)。

村瀬:最低限だけだけど、少しだけ(笑)。

ナカヤマ:で、聞いたら「このアンプはここの現場のだ」って。よく出るなと思ったんだけど、やっぱ音を出す揺るがない本人のサウンドがあるから、どこのアンプ使ってもこうなんだな、ってワタシは認識してます。

村瀬:大先輩に褒められましたよ(笑)。

ナカヤマ:羨ましいですよ。俺もそうしたいんだもん。ギター1本持って位のフットワークで、100%の自分を出したいんですよ。でも、現場で「Marshall JCM2000」って聞いたら「無理だ!なんか挟ませてくれ!ちょっと歪むだけでいいんだ!」みたいな。それくらい2000っていうのは定番だけど、非常にハードルが高いアンプなんですよ。ジャストミートしたらすごい良い音が出せるんですけど、それ故にちゃんと考えていかないと、とんでもない目に会う(笑)。

村瀬:それ良くわかるなー。今のアンプは?Kemper導入してたよね?

ナカヤマ:だいたいKemperですね。あれは便利なの(笑)。もちろん、良いところもあれば悪いところもある。だけど、機材なんて言ってしまえば、そういう所がたくさんあるけど、良いところを引き出すということに特化していったりするじゃないですか。

村瀬:その良いところを訊きたいな。

ナカヤマ:大体80点。色んなことを困らずに繋げたら、80点は出せる。これは現状の限界として、みんな言ってます。ロックって、120点出さなくちゃいけないときがあるじゃないですか。「オマエ、リハでこんなことしてないでしょ!スゲーな!」みたいな。

村瀬:本番ならではのね。

ナカヤマ:「よし、俺も!」ってときに、デジタルは90点以上は出ないし、ど根性の部分に行くと、どうしても追いつかない。

村瀬:なるほど。それは使ってる人の貴重な意見だ。デジタルの限界かぁ。

ナカヤマ:本来、接点なんて極力ない方が良い音じゃないですか。あれだけ繋げてるのに、1個でも減らしたい俺がいて、この接点が無くなるだけでどんだけ良い音に…みたいな無駄な努力を(笑)。

村瀬:いや、無駄じゃないよ(笑)。因みにライブってワイヤレス?

ナカヤマ:違います、ワイヤードです。俺、決め打ちで「ここだけはパフォーマンスしてください」っていうワイヤレス以外は、どんなデカイ会場でもシールドで、絶対にこれは揺るがないんですよ。

村瀬:そこは一緒だな。絶対シールドの方が音痩せなくて良い音だよね。デカイ会場で見せる事を想定してるなら分かるけど。じゃあ、普通に10mとか?

ナカヤマ:うーん、プラツリは10m。どっかでセッションに行くときは5mかな。時々「あれ?ワイヤレスじゃないんですか?」って言われるんですよ。ハコが大きい現場で「こういうパフォーマンスで出てきてください」ってなって、ワイヤレスじゃないから一瞬どうするのって空気になるんだけど、10mあるから全然余裕(笑)。

村瀬:(笑)。今シールドの話だけど、他に音への拘りってある?

ナカヤマ:音の拘りといえば、去年くらいからたまたま、Kemperを手にして。それでも、Kemperはオーディオ的には良い音なんですけど、ギターのハイやローなんて、周波数的に知れてる訳で。そういう部分が強調されたようになんとかならないかなと、自分でブースターを作り始めたんです(笑)。

村瀬:え、ゼロから作ってるの?

ナカヤマ:基盤図を見て、部品買ってきて。さすがにディレイとか、すげえ部品が多いのはちょっとアレなんですけど、前からビックマフのコピーとかは作ってたんで、そのノリで。で、何個か作ってるうちに「こういうことか!」と。売ってない、俺だけの物を手にしたぞ!って(笑)。本当は、安上がりだってのが8割なんですけど、オトコなんてぐいぐいオトコならではのロマンにズレていくから(笑)。

村瀬:自画自賛(笑)。

ナカヤマ:自分で作ったから、自分を褒めたいみたいな。どんどん、目的から逸れてく(笑)。でも、ちょっとだけまた自分の思い描いたサウンドに近づけたって。ちょっとピックアップ換えただけで、また俺に近づけたって感じと同じですよ。

村瀬:それ、ライブでも使ってるんですか?

ナカヤマ:ライブのものは全部やりました。

村瀬:凄い!この話はギターマガジンでした方がいいんじゃないかな(笑)?

ナカヤマ:ホントはね(笑)。ただ、そんなに高度なこともやってないわけですよ。町の楽器屋さんに行って「この3,000円くらいのディストーションがすげえ良いよね!」っていう賭けみたいなもんじゃないですか。ご予算から大幅に超えたシステムじゃない部分のオトコのロマン、村瀬くんならわかってくれると思う(笑)。

村瀬:わかります(笑)。でも、そこまでとは思わなかった。

ナカヤマ:どっかの◯◯って高いメーカーのオーダーしてるっていうタイプだと思ってた?

村瀬:いやあ、でも基本的にそういう部分もあるかなーって思ってた(笑)。

ナカヤマ:見たこと無いでしょ。そっちの雰囲気(笑)。それでOKなことをやっているから、今が100点なんですよ。それに至るまでに、ワタシはチンプンカンプンなことを(笑)。

【タトゥー】

村瀬:アキラくん、今はがっつり墨が入ってるけど、最初に会ったときは確か入ってなかったよね?

ナカヤマ:最初はまっさら(笑)。
入れたきっかけは、何の気なしだったんですよ。ずっと入れたいと思ってて、一つ入れてみまして。大正谷さんに「ワンポイントで入れると、もっと入れたくなるよ」と言われ、確かに入れたくなったんですが、その「入れる理由」が無い訳ですよ(笑)。ただ、人間性として凄く大事なことをやってても、”もういいや”癖があるんですよ。

村瀬:リセットしちゃうみたいな?

ナカヤマ:すぐリセットしちゃう。そうやって否定しないと、先に進めないみたいな強迫観念みたいなのもあるんですけど、そのノリで「Plastic Treeを辞める」「違うことやってやる」みたいなことを思わないようにしようと。下手したら、Plastic Treeを辞めて明日からサラリーマンやるとか、俺は言い出しかねない(笑)。そのサラリーマンになれない方法はなんだ(笑)?

村瀬:(笑)。弱い自分を出さない手段として体に彫んだと。

ナカヤマ:それでTATOO。何というか、TATOOを入れることで引けない自分を作ることで、希望を持ったわけです。

村瀬:良くわかるよ。「俺はこれしかない」って追い込む意味合いを持たせてだね。

ナカヤマ:俺はギタリストであり、ロックをやる人間だということで腹をくくろうと。俺はロックというもので人生を行くぞって入れました。

村瀬:なるほどね。

ナカヤマ:これが本音です。なんかお洒落とかじゃなくて、こういう想いをのせて(笑)。まあ、確かにファッション的にも自分の体に消せないもの入れる、異端な方に入っていっちゃいますよね。でもね、そっちよりも「もういいや」な俺を何とかせねばという。ちょっと気に入らないだけで、もう「バンドを辞める」って思っちゃいけない。みんな頑張ってるのに、周りが見えなくなるんですよね。

村瀬:バンドあるあるだよね。若いときは、特にそう言う気持ちが生まれやすい。

ナカヤマ:20年も現場で一緒に居て、やっとそういう気持ちもわかるけど、その当時は言われりゃ気に入らないこともあった。今思い出すと、むしろ周りのメンバーの言ってることの方が全然正しかった(笑)。みんな、育ててくれてありがとう(笑)。

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interview & text Atsushi Tsuji (classic0330)

Plastic Treeメジャーデビュー二十周年“樹念”春ツアー

「念力発生」

2017/3/9(木) 川崎 クラブチッタ【開場/開演】18:00/19:00

2017/3/11(土) 新潟 NIIGATA LOTS【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/3/12(日) 長野 CLUB JUNKBOX NAGANO【開場/開演】16:30/ 17:00

2017/3/18(土) 横浜 YOKOHAMA BayHall【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/3/20(月・祝) 宇都宮 HEVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2 【開場/開演】16:30/ 17:00 THANK YOU SOLD OUT!!

2017/3/25(土) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/3/26(日) 静岡 SOUND SHOWER ark【開場/開演】17:30/ 18:00

2017/4/1(土) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/4/2(日) 京都 KYOTO FANJ【開場/開演】16:30/ 17:00

2017/4/8(土) 金沢 EIGHTHALL【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/4/9(日) 埼玉 HEVEN’S ROCK SHINTOSHIN VJ-3 【開場/開演】17:30/ 18:00 THANK YOU SOLD OUT!!

2017/4/15(土) 神戸 VARIT. 【開場/開演】17:30/ 18:00 THANK YOU SOLD OUT!!

2017/4/16(日) 名古屋 ボトムライン【開場/開演】17:00/ 18:00

2017/4/22(土) 長崎 DRUM Be-7【開場/開演】17:30/ 18:00

2017/4/23(日) 福岡 DRUM LOGOS【開場/開演】16:00/ 17:00

2017/4/29(土・祝) 群馬 TAKASAKI club FLEEZ【開場/開演】17:30/ 18:00

2017/4/30(日) 山梨 甲府CONVICTION【開場/開演】16:30/ 17:00

2017/5/2(火) 東京 中野サンプラザ【開場/開演】18:00/ 18:30

2017/5/5(金・祝) 茨城 mitoLIGHT HOUSE【開場/開演】17:30/ 18:00

2017/5/6(土) 仙台 Rensa【開場/開演】17:00/ 18:00

【チケット料金】¥6,500(税込) ※二十周年樹念品付

◎3歳以上有料/3歳未満場不可※開場/開演時間は変更になる場合がございます

イープラス ◎チケットぴあ ◎ローソンチケット ◎楽天チケット ◎CNプレイガイド

*公演によりお取り扱いプレイガイドが異なります

[2017年5月2日(火)~5月6日(土)の公演のチケット販売スケジュール]

[各プレイガイド先行受付期間]2017年3月4日(土)~2017年3月19日(日)

[一般発売]2017年3月25日(土)10:00から販売開始

Plastic Treeメジャーデビュー日”樹念”再現公演
「1997.09.15」

2017年6月25日(日)  YOKOHAMA Bay Hall [開場/開演] 16:00/17:00
[チケット料金] ¥5,800(税込) / 当日1drink order /オールスタンディング

◎3歳以上有料/3歳未満場不可
※開場/開演時間は変更になる場合があります

名古屋ReNY limited OPEN記念『 致死量フリーク 症例・樹 』

2017年6月30日(金)  名古屋ReNY limited OPEN 18:15 / START 19:00
■出演 メトロノーム/Plastic Tree
■料金 ADV ¥5,000- / DOOR ¥5,500-(1drink別途)
■OFFICIAL HP先行 受付期間:3/18(土)10:00~3/24(金)23:59
イープラスプレオーダー※お一人様4枚まで
■お問合せ サンデーフォークプロモーション052-320-9100 (全日10:00~18:00)

Plastic Treeメジャーデビュー二十周年“樹念”特別公演

2017年7月29日(土) 第一幕【Plastic】things/1997–2006
パシフィコ横浜 [開場/開演]13:30/14:00

2017年7月29日(土) 第二幕【Tree】songs/2007–2016
パシフィコ横浜 [開場/開演]17:30/18:00

≪チケット料金≫
全席指定¥6,800(税込) 3歳以上有料/3歳未満場不可
*開場/開演時間は変更になる場合があります